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魔女っ子(予定)少女 まなちゃん

 

 14.恐怖の魔女

 

この小学校では、最近になって、ある重大な問題が発生していた。

生徒や時には教員までもが、一人、また一人と行方不明になっているのだ。

もう何人もが、これといった手がかりも残さないまま消息を絶っている。

始めのうちは家出として処理されていたが、行方不明者の人数が増えるにつれ、

原因不明の失踪事件として警察や関係者の頭を悩ますものとなっている。

何の進展・対策もないまま、今日も一人の男子生徒が忽然と姿を消した。

 

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ひとりの女の子が街を歩いていた。

レースの襟飾りの白いブラウス。真っ赤なフレアスカート。

セミロングのストレートの黒髪をスカートと同じ色のリボンでまとめている。

小学4、5年生くらいだろうか。おとなし目の顔立ちで、ちょっと可愛い娘だ。

だが、見掛けに騙されてはいけない。

この女の子は、実は残酷な魔女なのだ。

 

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ある日のこと、その女の子が繁華街にあるショッピングセンターへ現れた。

女の子は、流行の洋服や玩具などには目もくれず、まっすぐエレベーターへと向かった。

 

女の子がエレベーターに乗り込んだ。数人の買い物客も一緒だ。

やがてドアが閉まり、エレベーターが動き始めた。

しばらくすると、エレベーターは別の階に止まり、ドアが開いた。

どうしたことか、中に乗っているのは、あの女の子一人だけだ。

さきほど一緒に乗ったはずの買い物客達は、一人として見あたらない。

このエレベーターは、途中の階には止まらなかったはずなのに、女の子以外の人々は

いったい何処へ行ってしまったのか。

 

女の子は、エレベーターを降りずに、そのまま立っている。

また別の買い物客達が乗り込んできた。ドアが閉じる。

さらに別の階で開いたドアの内側には、またしても、あの女の子しか居ない。

買い物客達は跡形も無く、エレベーターの中から、どこかへ消えてしまったのだ。

その女の子は無表情で立っていた。目の前で数人の人間が消えてしまったというのに、

驚いた様子もまるで無い。

そう。人々を消し去ったのは誰でもない、その女の子自身だった。

不運にも、彼女と乗り合わせてしまった買い物客達は皆、同様の運命をたどることとなる。

 

このエレベーターには、防犯カメラも無ければ、オペレータも居ない。

途中で何が起こっていたかは、誰も知らない。

もちろん、この事に、エレベーターの外の人々は全く気付かない。

たとえ、ある人がエレベーターに乗るところを別の人が目撃していたとして、

その乗った人が行方不明になったとしても、目撃した人は、

まさかエレベーターの中で消えてしまったとは思わないだろう。

別の階でエレベーターを降りた後、行方不明になったと思うはずだ。

 

女の子はエレベーターに乗ったまま、各階を往復し続けた。

普通に見れば変な行為であるが、子供の遊びとして十分考えられることだし、

第一、彼女のそんな行動に興味を持つ人も居なかった。

 

エレベーターが往復するにつれ、女の子の表情が、だんだん、うっとりとしてきた。

頬を紅潮させ、心なしか息も上がって来ているようだ。

 

「ん… あっ… くう…ん…」

 

女の子の口から、時折、妙な声が漏れる。

エレベーターに乗り合わせて、そんな彼女の様子に気付き、怪訝そうな顔をする

者も居たが、その人も次の瞬間には姿が見えなくなっている。

 

30分もエレベーターに乗り続けただろうか、

女の子は、胸から下腹部にかけて手のひらで一撫ですると、

満足げな息をついて、微笑んだ。

 

「ふ〜っ… ふふ… うふふふ…」

 

そして、女の子はエレベーターから降りていった。

 

消えた人々は、いったい何処へ行ってしまったのだろうか?

驚いたことに、彼らはみんな、その女の子の「中」に居た。

彼らの体は、たった5センチほどの大きさになっていた。

魔女である彼女は、魔法を使って人々を一瞬のうちに縮小し、自分の体内へ転送したのだ。

何十人という数の人間が縮められて、その女の子の体内の様々な場所へと詰め込まれていた。

ある者達は、彼女の胃の中へ、またある者達は腸の中へ、あるいは…

 

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女の子の胃の中に詰め込まれた者達は、何も考える余裕がなかった。

彼らは、強力な胃液のシャワーを浴びせられ、あっと言う間に倒れていった。

激痛が思考能力を奪う。小さな空間に、人々の絶叫がこだまする。

彼らは、もがき苦しみながら、小さな女の子のお腹の中でのたうちまわる。

すぐに、その動きも鈍くなり、時々ピクピクするのみとなる。

そんな彼らを、粘膜が包み込み、ゆっくりと揉み、こなしていく。

やがて、彼らの体はヒトの形を崩し、どろっとした流体へと変わった。

 

「けぷっ…」

 

女の子は、小さくげっぷをした。

今、彼女の口から出て行ったのは、彼女の胃の中で命を失った哀れな者たちの

魂であったのだろうか…

 

小腸では、どろどろの内容物の中を犠牲者が漂っていた。

ちょうど、コーンスープの中の、トウモロコシの粒のような状態だ。

彼らはエレベーターからいきなり、異臭を放つ生暖かい液体の中に放り出された。

人間は液体の中ではもちろん息ができない。

わけもわからないまま必死で藻掻くが空気は無い。それでも手足をばたつかせる。

肺の中の空気はすぐに底をつき、代わりに、どろどろの液体が流れ込んでくる。

 

ここへ送り込まれて5分、もう動く者は居ない。

腸の動きに合わせて、漂うだけである。

 

大腸の中では、内容物は場所によってその硬さを変える。

S字結腸に近い部分では、内容物は水分を吸い取られて硬くなりつつあった。

女の子の大便に埋め込まれてしまった犠牲者達は、呼吸をすることなどもちろんできず、

その上、身動きする事もできないハリツケのような状態のまま、あの世へと旅立って行った。

 

胃から大腸までに送り込まれた人々は、この女の子が健康であれば、

翌日か翌々日には、女の子の体内から出られるはずである。変わり果てた姿で…

 

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一方、女の子はエレベーターを降りると、すぐにトイレへと向かった。

彼女は何気ない顔で婦人用トイレの個室に入り、カチャリと錠をかける。

そしてスカートをすっと捲りあげ、ショーツに手をかけた。

子供らしくてシンプルな白の可愛らしいショーツを膝小僧のあたりまで下ろす。

すると、彼女のまだ発毛の無いすべすべの割れ目が現れた。

女の子は便器にゆっくり腰掛けると、その大事な部分を手のひらで覆うように撫で始めた。

 

「んっ… ああ… 動いてる… くふっ… あたしの中で… 人がいっぱい…」

 

彼女は、自分の体内に縮小して閉じ込めた人々…コビトの蠢きを楽しんでいるのだ。

特に、お尻の中と性器の中に詰め込まれたコビトたちは彼女にとびきりの快感を与えている。

彼女はこれらの器官の内部にあらかじめ空気を入れておいたので、

コビト達はすぐに窒息することなく動き続けている。

 

彼女の割れ目から少し粘り気のある透明な液体がにじみ出して、

そこを撫でるたびに『くちょっ…ちゅぷっ…』と湿った音を立て始めた。

 

「んんーっ。もっ…とぉ… もっと…動いてぇ…」

 

個室とはいえ公衆トイレであるからもちろん大声は出せない。

女の子は、つぶやくように小さく言葉を漏らす。

 

彼女は更なる快感を求めて、指を自らの性器に突き立てた。

 

『ずちゅっ…』

 

もうすっかり濡れきっている幼い膣口が、小さな指をずぶずぶと呑み込んでいく。

そして、彼女はその指をゆっくりと動かしてみる。

運悪く少女の指と膣壁の間に挟まれた一人のコビトが絶叫する。

コビトの骨が何本か砕けたらしい感触が彼女にも感じられた。

 

巨大な指に追い立てられてコビトの動きが激しくなった。

女の子は、指を抜き差ししたり円を描くように回したりして、

膣全体で、その中に閉じ込めたコビトの感触を味わった。

何とも言葉にできない刺激がたまらなく心地よい。

お腹の奥から微かに漏れてくるコビトの悲痛な叫び声も美味しい。

 

つい先ほどまでショッピングセンターで買い物を楽しんでいたはずのそれらの人々は、

見知らぬ少女の小さな性器の中で、愛液に溺れて窒息し、肉の壁に圧迫されて潰されながら、

断末魔の悲鳴を上げ、少女の快楽の生け贄となっていった。

 

「うぁ…く…あっ…ああぅ…」

 

女の子の声はもう言葉になっていなかった。ただ小さな喘ぎ声をもらすだけだ。

彼女の割れ目から滴っていた透明な粘液は、いつの間にか赤い色へと変わり、

便器の中の溜まり水をも染め始めていた。

 

一方、女の子のお尻の中では、コビト達は直腸壁に圧迫されながらもまだ生きていた。

彼らは大勢の人々が絶叫しているのを聞いていた。それは自分たちが居るのと同じ

この空間からの声ではないようだが、すぐ近くから響いてくる感じだった。

彼らには、何故こんな事になったのか、自分たちが今どこにいるのかさえ全くわから

なかったが、とんでもない危険がすぐそこまで迫って来ているのは間違いなく感じていた。

 

窮屈な闇の中で、コビト達は逃げ道を探して必死に動き回った。

その蠢きがまた、女の子に喜びを与えていた。

ある時、コビトの動きが女の子の肛門を刺激して括約筋が一瞬緩んだ。その瞬間、

 

『ぷうっ!』

 

少女のオナラと一緒に、何人かのコビトが彼女のお尻の穴から飛び出して、

ある者は薄暗い便器の中へと落ちてゆき、ある者は巨大な肛門に挟まれた。

彼女の強力な肛門括約筋に挟まれたコビトは、苦しさのあまり全力で暴れた。

 

それが引き金になった。

先刻の、膣内のコビトを使ったオナニーで昇り詰めていた女の子は、

お尻の穴でコビトがのたうちまわるその動きを受けて一気に絶頂を迎えた。

 

「う…あああああ…………………………」

 

女の子は便器に腰掛けたまま、上半身をのけぞらせ、両足をピンと伸ばした。

小刻みに震える少女の膣と肛門の中で、コビト達は一気に潰されていった。

 

彼女は、その後しばらくの間空中に視線を漂わせながら余韻に浸っていたが、

やがて、便器に深く腰掛け直し、下腹部へ力を込めた。

少女の小さなお尻が吠えた。

 

『ぷうう〜っ! ずばっ! ぶりぶりぶり…』

 

女の子の直腸の内部に囚われていたコビト達が大便と共に一気に放出され、

次々と便器の中へ落下していった。

また、膣の内部で潰されたコビト達は、愛液にまみれ、ゆっくりと、

一人、また一人と、膣口から押し出されて、便器の中へ吸い込まれていった。

 

便器の中に落とされたコビトの中には、まだ生きている者も居た。

そのうち比較的軽傷の者は、排泄物で汚れた水たまりの中を必死に泳いで便器の壁に

すがろうとしていた。だが、手がかりになる物が何も無い便器の壁に取り付くことは出来ず、

それらのコビトは浮き沈みを繰り返していた。

 

「ふふっ。可愛い。」

 

女の子は、股の間から便器の中を覗き込んでつぶやいた。

そしてトイレットペーパーで性器とお尻を拭き、それをコビトの上に投げ落とした。

 

彼女は立ち上がってショーツとスカートを元通り穿いた。

便器の中の濡れたトイレットペーパーの下では、まだコビトが動いているようだったが、

彼女は何のためらいもなくコックをひねり、水を流した。

まだ生きていたコビト達も、その無慈悲な水流に巻き込まれ便器の奥へと消えていった。

もはや、彼らに生き延びるチャンスは無いことだろう。

 

女の子は、まるで便秘が解消でもした時のようなスッキリした顔でトイレを後にした。

 

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女の子はショッピングセンターを後にして自分の家へと向かった。

実は彼女の体内には、まだコビトが生き残っていた。しかも十数人はいるだろうか。

最後まで生きていたのは、彼女の膀胱の中に転送されたコビトだった。

 

膣や直腸の時と同じく、あらかじめ空気を吹き込まれていた膀胱の中では、コビト達は

しばらく生きるには十分な酸素を与えられていた。

その代わり、闇の中で少しずつ増えてくる生暖かい水に恐怖していた。

その水は異臭を放っている。それは言うまでもなく少女の小便の臭いだった。

 

コビト達は各々出口を求めて、真っ暗闇の中を手探りで動き回っていた。

彼らが念入りに調べた結果、判明したことは、まず自分達が居る空間の周囲がぬるぬると

濡れた壁で出来ているいうこと。その壁はうねうねとした波形の凹凸があり、まるで生きて

いるかのように暖かいこと。壁には腕が入る程度の大きさの穴が2カ所有ること。床が漏斗

のような形状をしていて、足もとに溜まった水は、中心部に行くほど深いこと。空間全体が

頻繁に大きく揺れるため、立ったままでいるのが難しいこと。そして何よりも重大なことは

出口らしき物が全く見つからなかったことだ。

自分たちはなぜそんな奇妙な場所に居るのか?

彼らはパニック寸前だった。

 

コビト達には考える時間が十分にあったが、彼らが今どこに居るのか解るはずもなかった。

その場所では尿の強い臭いが立ち込めていて、自分たちの周囲がぬるぬるした暖かい壁に

覆われているという事がわかっても、まさかそこが、まだ幼さが残る少女の膀胱の内部だと

想像する者がいるわけもない。

 

一方、女の子は自分の家に帰り着いていた。

自分の部屋に行くと、しばらくベッドに腰掛けてぼーっとしていたが、やがて机に向かった。

どうやら勉強を始めたようだ。だが、10分もするとあくびが漏れ始めた。

やはり魔女も勉強は好きではないらしい。

 

「ふあ〜っ………眠ぅ………あ…ああーーうんっ!」

 

女の子は大きく伸びをすると机を離れた。

 

「んー、コーヒーでも飲もうっと☆」

 

彼女はキッチンへ行くと冷蔵庫からアイスコーヒーを取り出して飲んだ。

先ほどまで外出していたため喉が乾いていたと見えて、大きめのグラス1杯を一気に飲み

干すと、もう一度グラスにコーヒーを注いで満たした。そのグラスを持って部屋に戻り、

ちびちび飲みながら再び勉強を開始した。

 

さて、コビトの方はというと、周囲の様子の急激に変化にたじろいでいた。

壁に開いた二つの穴からは、常にあの臭い水が少しずつにじみ出してきていたのだが、

それがここに来て、その量を一気に増してきている。まるで噴き出して来るかのようだ。

最初、足下の小さな水たまりだったはずの水が、今ではちょっとしたプールくらいある。

水が増えるに従って、周囲の壁もどんどん広がっていくようだ。

それは先ほど女の子が飲んだコーヒーが原因だった。コーヒーの利尿作用で、彼女の腎臓は

1時間で膀胱を満杯にするほどの尿を送り出してきている。

 

ついに、膀胱内の水位はコビト達の身長を超えた。

泳げない者がどんどん溺れていく。

泳げる者達も真っ暗闇の中では勝手が違い、少女の尿を飲んでむせかえっている。

 

女の子は何気ない顔でまだ机に向かっていたが、実は自分の体内で何が起こっているのか

全てわかっていた。

 

「ふふっ。そろそろ…かな?」

 

彼女は、またもやトイレへと向かった。

女の子は、便器に腰掛けると下腹部の力を緩めた。オシッコをするつもりらしい。

ところが、オシッコはなかなか出てこない。尿道に何かが詰まっているようだ。

女の子が、口の中で何かもごもご言った。

すると、とたんに、割れ目の間からオシッコが飛び出してきた。

よく見ると、オシッコの中に固形物が含まれている。

それは1センチ以下まで縮小されたコビト達だった。

 

「あ…んん〜っ…」

 

女の子は、コビトが尿道を通るときの感触を楽しんでいるようだ。

やがて、女の子はオシッコを終えた。

 

「ふう〜っ… ああっ、すっきりした!」

 

そして、激しく流れる水の音がトイレの中に響きわたった。

こうして、最後まで生き残っていたコビト達も永遠の闇の世界へと消えていった。

 

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謎の失踪事件は、全てその女の子の仕業だった。しかし、彼女を疑う者は誰も居ない。

事件と彼女とを直接結びつける物が何も無かったし、そもそも小さな少女にそんな事件を

起こす力があるとは誰も考えない。

このままでは、これからも犠牲者が増え続けるに違いない。

 

あの小学校で行方不明になった生徒も先生も、もはや発見されることはないだろう。

彼らは、ある女の子の体内で、誰にも知られることなく、その命を終えたのだから。

授業中、気をひきたくて苛めていたクラスメートの女の子の胃の中で…

昼休み、理科の質問にきた可愛い教え子の女生徒の肛門の中で…

放課後、よく見かけるけど名前は知らない下級生の少女の膣の中で…

 

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僕は、その一部始終を見ていた。そしてたまらず叫んだ。

 

「まなちゃん! やめてくれ!!

 こんな酷いことはしないでくれぇーっ!!」

 

そこへ、彼女の声が聞こえてきた。

 

「…くん …やっくん… やっくんったらぁ!!」

 

「はっ!?…………………………」

 

まなちゃんの人差し指で頭を小突かれて、僕は正気に戻った。

 

「どうしちゃったの? ぼーっとして…? 『やめてくれ』って、何をよ?」

 

「ま、まなちゃん… ここは… あれ? …さっきのは、夢?………」

 

数分後、僕は現状を把握した。

まなちゃんの話を聞いているうちに、僕は居眠りをしてしまったようだ。

ほんの少しの間だったらしいが、僕はその間に、長い夢を見ていたのだ。

 

「ごめん。何でもないよ…」

 

「変な、やっくん。」

 

まなちゃんは訝しげな表情をしていたが、それもすぐに元の悪戯っ娘の顔に戻る。

 

「それより、ね☆

 このテレポートを使えば、やっくん、すぐにあたしの中に入れるでしょ?

 便利だと思わない? あ…でも、筒から落とし込む感触も捨てがたいなあ…」

 

(ああ、これだけは、現実だったみたいだな…)

 

僕は、ますます彼女のオモチャにされていくさだめのようだ。

それにしても、先刻の夢は恐ろしかった。

彼女は時々…いや、ちょくちょく過激な遊びを僕に強要するが、根は優しい娘なのだ。

実際にあのような残酷なことをするはずはない。それは自信をもって言える…と思う。

 

(ごめんね、まなちゃん。変な夢見ちゃってさ…)

 

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しかし、それからの僕の苦労は予想以上だった。

まなちゃんは、僕を呼び出す時に、しばしばテレポートを使うようになったのだ。

例えば、部屋の中で彼女が僕を呼んで、僕が返事をしなかったりすると、次の瞬間、

僕は彼女の口腔の中で唾液まみれになっていたりするのだ。

 

ある時は、家で昼寝している所を学校に呼び出された。

それも、いきなり、彼女の尿道の中へだ。

心構えが全く出来ていない僕は、ほとんど溺れる寸前だった。

いつかのように、オシッコの詮になってほしかったと彼女はいう。

そんなものは消しゴムのかけらでも詰めておけばいいと思うのだが、

僕でないと嫌だという。彼女曰く「やっくんが好きなんだも〜ん☆」とのことだが、

どういう意味の「好き」なのか甚だ疑問だ。こういう好かれ方は勘弁願いたいところだ。

僕の悩みがまたひとつ増えた。

 

呪文ひとつで使い魔を召喚する…

彼女が僕を呼び出すこのやり方も、一種の召喚魔法といえるのだろうか。

 


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