魔女っ子(予定)少女 まなちゃん 目次へ戻る

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魔女っ子(予定)少女 まなちゃん

 

 10.外泊

 

よく晴れた朝…

カーテンの隙間から漏れた暖かな春の日差しが、まなちゃんの顔に当たっている。

 

「ん……………んんっ!」

 

彼女はいつものように、布団に入ったまま伸びをする。

そして、枕元の時計を引き寄せる。

 

「ん……ん!?

 ……………マジ?!」

 

時刻は8時ジャスト。間違いなく朝寝坊だ。

 

今日は、お母さんが用事で朝早く出かけてしまい、

目覚まし時計だけが頼りだったのだが…

まなちゃんは二度寝してしまったらしい。

昨夜は遅くまで新刊の漫画本を読んでいたので、起きられなかったのだ。

 

「きゃーっ! 遅刻しちゃうぅ!」

 

まなちゃんは慌てて身支度すると、家を飛び出した。

 

こういう時、魔女っ子としては、魔法でひとっ飛び…といきたいところだが、

彼女は未熟も未熟。まだ「ものを縮める魔法」しか使えない。

しかも「生物」については一度縮めたが最後、まだ元に戻す技も身につけていない。

その現状唯一の魔法の犠牲者第1号がこの僕なのだ。

呪文ひとつで身長5センチに縮められ、コビト生活を余儀なくされている。

それ以来、僕は元の大きさに戻してもらうべく、

彼女と同居して、魔法の上達を待っているのだが…

今の調子では、それはかなり先のことになりそうだ。

 

まなちゃんが寝坊した日は、僕の食事の用意を忘れて学校に行ってしまうことが多いので、

そういう時は、僕は朝御飯も昼御飯も自己調達しなければならない。

が………今回は、まなちゃん、大変な忘れ物をしてしまった。

学校に持って行く物を忘れたのではない。

玄関の鍵をかけ忘れたわけでもない。

もちろん僕は、それに気が付いていたので、まなちゃんに何度も声をかけたのだが、

まなちゃんは興奮していて、僕の声が聞こえなかったらしい。

 

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『ピン! ピロリロリ〜ン! ポロン! ポロロリロ〜ン…』

 

始業のチャイムだ。

まなちゃんは、どうやら学校に間に合ったようだ。

 

「はぁ…はぁ…よかったぁ………」

 

ふうふう息をはずませながら自分の席に着き、ランドセルの中身を机に移す。

そして…落ち着いたところで…

 

「!?」

 

ぱんつの中の大事な部分で、何かが蠢くのを感じた。

彼女は、それが何なのかすぐにわかった。

 

(ああ… しまったぁ! やっくんを出すの、忘れちゃったよぅ。)

 

昨日、僕は『いつものように』彼女のぱんつに押し込まれて、そこで一夜を過ごしていた。

もう慣れたもので、蒸し暑く少々臭いその場所でも熟睡できるようになった。

人間の適応能力もバカに出来ないものだ。

 

「やっくん…?」

 

まなちゃんは、自らの股間に向かって小声で話しかけてみる。

 

「ま…まなちゃん。やっと気付いてくれたのかい?」

 

「ごめんなさぁい…忘れてた…」

 

「よかった〜 さっそくだけどさ、僕、オシッコしたい…」

 

僕がそう言った時、タイミング悪くも、教室に先生が入ってきたらしい。

 

『起立! 礼!』『おはようございまーす!』『着席!』

 

まなちゃんが立ち上がって、また座るのが、

ぱんつの中に居る僕に加速度として伝わってくる。

 

「ごめん、やっくん。

 休み時間になるまで、そこでおとなしくしてて! お願い!」

 

「ああ、わかったよ。」

 

僕がそう言い終わるか終わらないかのタイミングで、

まなちゃんの隣の席と思われる位置から声がかかった。

 

「まなちゃん、誰と話してるの?」

 

「え!? ううん、何でもないの。独り言よ。」

 

『こら! そこ! 静かに!』

 

先生のとがった声が飛ぶ。

 

僕は仕方なく、まなちゃんの股の間でじっとしていた。

小便もしたいが、実はまだ、さっきのショックが抜けていない。

まなちゃんは、僕をぱんつに入れたまま全力で走ったのだ。

ポケットに入れられて歩くとか、ぱんつの中で寝返り攻撃を受けるとかは、

もう慣れたが、全力疾走攻撃には、まだ免疫がない。

延々と続く激しい上下運動。高低差は、僕の身長の3〜4倍はあっただろうか。

その上、揺れる度に僕は、まなちゃんのあの部分に打ち付けられるのだ。

ぶつかる相手がそれなりに柔らかかったので怪我はしなかったが…

 

そういえば、まなちゃんも僕と同じくオシッコを我慢しているはずだ。

朝、慌てていたので、トイレをしなかったのだ。

薄暗がりの中で目を凝らしてよく見ると、まなちゃんの割れ目がひくついている。

明らかに、オシッコが溜まっているらしい。

 

(しかし、まてよ?

 もし、まなちゃんが我慢できずにオシッコを漏らしちゃったら…

 おいおい! この位置だと僕はそれをまともに受けることになるぞ!)

 

オシッコで溺れ死ぬことは無いにしても、衝撃でかなりのダメージを受けるはずだ。

 

(まなちゃん、先生に言って、トイレに行かせてもらえばいいのに。

 でも、女の子って、そういうことを極端に恥ずかしがるからなあ。)

 

僕に対しては、何故か、あんなに開けっ広げな行動をとるのに、

外では普通に女の子しているらしい。

 

(まあ、なんとか我慢してくれ!)

 

僕は、ハラハラしながら、まなちゃんの震える割れ目を見ていた。

決壊しそうな堤防を見守る、物語の少年のように。

 

やがて、まなちゃんが苦しそうな声で話しかけてきた。

 

「やっくんっ! お願い…なんとかしてぇ…」

 

僕は、全てを一瞬で理解した。

まなちゃんは、もう限界なのだ。

 

(しかし、いったい、どうすりゃいいんだ?)

 

もちろんオシッコを受けられるような容器は無い。

エロ漫画とかだったら『僕が全部飲んであげるよ』みたいなセリフが出るところだろうが…

ちょっとしたプールの水ほどもある大量のオシッコを飲み干せるヤツは居ない。

 

(これしかない…かな?)

 

僕は、一か八かの作戦を思いついた。

それを遂行すべく、まなちゃんの割れ目にしがみつき、彼女に向かって声で指示を出す。

隣の席の娘に聞かれるかもしれないが、それは後でなんとか誤魔化そう。

 

「まなちゃん、僕をもっと小さくして!

 そして、僕が、まなちゃんの中に潜り込んでしばらくしたら、今度は大きくして。」

 

オシッコを我慢するのに必死なのだろう。

まなちゃんは、理由も聞かずに呪文だけを唱えた。

僕は、割れ目に張りついたまま2センチの体に縮んだ。

 

まなちゃんは脚を少し開き気味にしてくれている。

実際にオシッコを止めているのは尿道括約筋だとはいえ、

尿意を我慢するには向かないポーズだ。早くしなければならない。

僕は丁寧に(しかし、ほとんど全力で)割れ目を広げ、尿道口を探り当てた。

そして、両手で尿道を広げながら、その内部へと入っていった。

女性の尿道は男のそれと比べて太いので、ここまで小さくなれば入り込むことができるのだ。

尿道は単なる肉の管で、中に入り込んでも、それ自体に締めつけられることはないが、

生身のコビトにとっては、ものすごくきつい行程には違いない。

今は、まなちゃんの下腹部に力が入っていることもあって、なおさら厳しい。

 

僕はなるべく周囲を刺激しないように慎重に進む。

この状態で堤防を決壊させたら、僕は大変なことになってしまう。

 

まなちゃんの内部を4センチほど進み、僕は尿道の奥までたどり着いた。

この先は、膀胱の出口にある尿道括約筋がしっかりと閉じており、これ以上は進めない。

そこで、僕の体はだんだんと大きくなっていった。

 

(グッド・タイミング!)

 

まなちゃんが魔法で僕を大きくしたのだ。

僕は彼女の尿道の中にぴったり隙間無く詰まった格好になった。

 

その時!!

間一髪のタイミングで、まなちゃんの尿道括約筋が弛緩し、

僕めがけてオシッコが襲いかかってきた。

朝起き抜けの、少し濃い目のオシッコだ。

まなちゃんは、ちょっと油断したのか、少し漏らしてしまったようだ。

女性にとっては、身体の構造上、一度流れ始めたオシッコを止めるのは困難だ。

ただ、今は尿道に僕が詰まっているので、オシッコは尿道口から少しにじみ出ただけで

ストップした。

しかし、このままだと僕は、彼女のオシッコに浸かったまま窒息死してしまう。

僕は心の中で念じた。あの奥の手だ。

 

『しびびっ』

 

(これでよしっ!…と。)

 

今の僕は、生物の体ではないので、呼吸する必要はない。

これで、何とか休み時間まではもつだろう。

僕は物語の少年のように体をはって堤防の決壊を防ぐのだ。

 

※(注)この場合は、コビトの栓と魔法の効果が相互作用してオシッコを止めています。

    通常の場合は、コビトが相当キチキチに詰まっていても、オシッコは漏れます。

    よいコビトさんは、絶対に真似をしないでくださいね。

 

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まなちゃんの尿道の中でオシッコに浸かり続けること約40分間。

やっとのことで休み時間となった。

まなちゃんはすかさずトイレへと駆け込んだ。

今日は、白地に薄い色の花模様のはずだ。

まなちゃんは、さっとスカートを翻し、乱暴にぱんつを下ろした。

そして、便器の上にしゃがみ込んだ。

学校のトイレは和式なのだ。

 

「!?」

 

まなちゃんは、大事な部分からチロリと垂れ下がっている「糸」を発見した。

つまんで少し引いてみると、それはオシッコの穴の中へ続いているようだ。

まなちゃんは、僕がオシッコの穴の中に居ることを知っている。

僕が変身できることも知っている。

 

「やっくん?………」

 

まなちゃんは、糸をツンツンと引っ張ってみた。

だが、糸の先の物は、ぎっちり詰まっていて出てこないばかりか鈍い痛みすら感じる。

 

「ったた!」

 

膀胱は、もうぱんぱんに張っていて、ちょっと押すだけで破れてしまいそうだった。

せっかくトイレに来たのに、このままではオシッコができないので、

まなちゃんは自分の下腹部に向かって呪文を唱えた。

僕の体が少し縮んだ。と同時に…

 

『つぽん プシャーッ!』

 

僕は、まなちゃんの中から一気に押し出され、

続いて、大量のオシッコが吹き出してきた。

限界まで我慢していたオシッコだから、後から後からどんどん湧いてくる。

…ようにも見えたが、もちろんいつまでも続くわけでもない。

 

『ちょぼぼっ……ぴゅく……………ぴちゃん…』

 

放水を終えて安堵の表情をうかべる少女。

その彼女の指につままれて、僕の身体は逆さまにぶら下がっていた。

そこからオシッコの雫が滴り落ちている。

 

「これ… やっくんなの?」

 

当然の事ながら、僕の体は、まなちゃんのオシッコにまみれていた。

体の表面だけでなく、内部にまで、かなりの量のオシッコが染み込んでいる。

何とも言えない感覚が全身を覆っていた。

 

これが、僕のタンポン初体験だった。

 

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次の授業が始まった。

僕は元の姿に戻り、まなちゃんのぱんつの中に居た。

薄暗いぱんつの中より、胸ポケットの中が僕の希望だったが、

まなちゃんは、僕が「オシッコ臭い」から嫌だという。

あれから、かなり丁寧に体を洗ったのだが、

僕の身体に染み込んだ分のオシッコは、なかなか落としきれなかったようだ。

 

(『嫌だ〜!! だって、くさいんだもん!!』って、

 ちょっと、そういう言い方は無いんじゃないかな〜

 いったい誰のせいでオシッコまみれになったと思ってるんだよ?)

 

ちょっと割り切れない気持ちだが、抗議しても無駄だろう。

ぱんつの中に居るのがそれほど嫌というわけでもないし…

 

僕は仕方なく、彼女の太股の間から授業の様子でも聞くことにした。

そうしていると、ふと、以前のことを思い出した。

あの時、僕は、まなちゃんのお尻の中、直腸内に居た。

そして、通信機を通して授業を聞いのだった。

 

(ま、あれに比べれば、まだましだよな〜)

 

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今日最後は水泳の授業だという。

まだまだ夏には早いが、この学校の方針で、水泳には力を入れていて、

ここには、室内温水プールがあるらしいのだ。

 

前もって、まなちゃんは僕に釘をさしていた。

 

「やっくん! これから、あたし達は水着に着替えるけど、

 あたし以外の子の裸とか覗いちゃ駄目だからね! わかった?」

 

「んなこと、しないって…」

 

「ホントに?」

 

「ホントもホント!!」

 

「なーんか、イマイチ信用できないなー…」

 

狭い更衣室の中にたくさんの女の子たちの気配、そして声が聞こえる。

一クラス分、20人くらいだろうか。

曲がりなりにも(?)男である僕にとっては、一種異様な雰囲気である。

 

まなちゃんはさっさと服を脱いで裸になった。

そして、他の娘に僕が見つからないように…というより、僕が外へ出にくいように、

僕が入ったままのぱんつを丁寧に丸めて脱衣かごに入れた。

 

(ありゃ〜、本当に信用無いみたいだなあ…)

 

僕は薄暗いぱんつの中心部で苦笑した。

でも、今、周囲は全裸の女の子たちでいっぱいのはずだ。

多少幼くはあるが、壮観には違いない。

 

(隙間から見られないかな?)

 

と、思わなくもなかったが、やめておいたが無難だろう。

まなちゃんが怒ったらタダでは済まない。

割に合わないのも、また間違いないということだ。

 

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1時間足らずで水泳の授業は終わったようだ。

女の子達がきゃいきゃい黄色い声をあげながら更衣室に入ってきた。

なんだか、ふざけ合っているようだ。

 

(おいおい、あんまりはしゃいでると、あぶないぞ…)

 

「きゃぁっ!?」『ド・ガシャーン!!! ガラガラッ!』

 

案の定、一人の女の子が足を滑らせ、派手に転んだ。

その上、転んだはずみに、脱衣かごを何個か棚から落としてしまった。

落ちた数個のかごの中には、僕が居るかごも含まれていた。

 

(どえ〜っ!?)

 

瞬間、かなりの衝撃を覚悟したが、

僕は、まなちゃんのぱんつに丁寧にくるまれていたので、

少し目が回った程度で大事には至らなかった。

 

「美穂ったら、なにしてるのよ! あははは!」

 

「もう、そんなに笑わないでよ! ほんとに、もう!」

 

その娘は、ぶつぶつ言いながら落ちた物を拾ってかごに入れた。

僕もぱんつごと掴み上げられ、かごに放り込まれた。

少し乱暴ではあったが、無事元の位置に戻ることが出来たようだ。

 

周囲の女の子達は、相変わらずはしゃぎながら着替えを続けている。

少しすると、僕の入っているぱんつがすっと持ち上げられた。

 

(お? まなちゃんが帰ってきたな…)

 

ぱんつが広げられ、中に足が入ってきた。

その瞬間、僕はハッキリとした違和感を覚えた。

入ってきたのは、まなちゃんのすらっとした足ではない。

やけに太い。

 

(え? ちょっと? まなちゃんじゃないのか!?)

 

僕は、慌てて上を向いて相手の顔を確認しようとするが、

その時既に、ぱんつは膝の上まで持ち上げられており、

ぱんついっぱいになった太い足がじゃまをして、それより上が見えない。

そうしているうちにも更にぱんつが上げられる。

僕は、ツインビルのような太ももの間を、

太ももにこすりつけられるようにして上昇していく。

大事な部分が間近に見えてきた。

 

(これは… まなちゃんじゃない! 間違いない。誰か別の女の子だ!!)

 

顔を見て確認するまでもない。

いつも見慣れている割れ目とは明らかに違うそれを見て確信した。

やがて、僕はまるまるとしたその割れ目に押しつけられた。

 

「ふぎゅ〜うぅ…」

 

まなちゃんが穿けば、ちょっとぶかぶか気味のぱんつだが、この娘はかなり太っている。

ぱんつは張りつめてぴちぴちになっていた。

この娘が何か動作をする度に、僕はぎゅうぎゅうと圧迫される。

ぱんつと割れ目に挟まれてかなり苦しい。

 

(ううっ…割れ目の匂いも全然違うよ…)

 

この娘が、まなちゃんではない事は明らかだ。

この娘は、自分のぱんつと間違えたのだろうか?

いや、脱衣かごは一人一人にあるはずだから、

ぱんつ以外の他の衣類を見れば、他人の物と間違えることはないはずだ。

 

(そうだ! さっき…)

 

他に考えられない。

先刻女の子が転んで、かごごと落っことされたとき、入れ替わってしまったのだ。

きっと、この娘は、まなちゃんが今日はいていたぱんつと

同じデザインで、同じ大きさのものをはいていたのだ。

 

それにしても、こんな小さなぱんつを無理して穿かないで、

もう少し大きいのを買えばいいと思うのだが…

もしかすると、ちょうど良いサイズのぱんつには可愛いデザインのものが

無いのかもしれない。その辺が乙女ゴコロか…

 

ところで、まなちゃんは、どうしているだろう?

ぱんつが入れ替わってしまっていることに気付いてないのだろうか?

この状態では、外の様子はほとんど分からない。

 

周りが薄暗くなった。スカートを穿いたらしい。

僕は、そのまま、この娘にさらわれて更衣室を後にすることとなった。

 

実は、その頃、まなちゃんはまだ水泳をしていた。

課題がうまく出来なくて、ちょっとした補習を受けさせられていたのだ。

 

水泳の補習を終えて、まなちゃんは更衣室へ戻ってきた。

どうやら、まなちゃんが最後のようだ。

 

「さてっと。やっくんはおとなしくしてたかな?」

 

彼女は濡れた身体をタオルで拭いながら脱衣かごの中を覗く。

 

「あれ? ぱんつが開いてるよ?」

 

まなちゃんは、ぱんつをつかみ上げながらつぶやく。

 

「こら! やっくん! 外に出たわね? あれだけ言ったのに!」

 

ぱんつの中をのぞき込む。もちろん何も入っていない。

 

「やっくんったら! どこ行ったのよ? もう、しょうがないんだから。」

 

脱衣かごの陰を探すが、見つからない。

 

(まさか…踏み潰されて…)

 

まなちゃんは一気に青ざめていった。心臓がばくばく音を立てる。

彼女は急いで床の上に視線を走らせた。隅から隅まで。

簀の子を持ち上げてその下も見てみた。

やはりコビトは居ない。

 

(はぁぁ〜…よかったぁ…)

 

彼女の表情が少し和らぐ。

少なくとも踏み潰されてはいないということがわかった。

しかし、問題が解決したわけではない。

 

「それじゃあ、やっくんは…

 ああっ!? もしかして誰かに見つかって連れて行かれちゃったとか…」

 

最悪の状況とは言えないが、それもまた同じくらいやっかいな問題である。

 

「どうしよう…」

 

まなちゃんは震える手に掴んだままのぱんつに視線を落とした。

 

「あ…あれ!?」

 

よくよくぱんつを見ると、中に貼り付けてあるはずの袋(コビトの寝床)が無い。

それに、ぱんつのゴムものび気味である。

 

「これ…あたしのぱんつじゃない!

 誰かが間違えて穿いてっちゃったんだ! え〜っ!? どうしよう…」

 

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終業前のホームルームの時間。

まなちゃんはずっと考えていた。

ぱんつを間違えた娘はクラスメートの中に居るはずだ。

しかし、ここで少しでも騒ぎを起こしたくはない。

みんなにコビトの秘密がバレてしまうかもしれないからだ。

 

(やっくん。無事かなあ?)

 

いつもと変わらない教室内の様子から考えると、

コビトはまだ誰にも見つかってはいないらしい。

 

まなちゃんは、あれこれ対策を考えたが、名案は浮かばない。

やがて下校時刻となり、みんなは帰り始めてしまった。

彼女はどうすることも出来ず、ただそれを見送るしかない。

 

「しょうがないなぁ…」

 

とうとう彼女が最後の一人となってしまった教室で、ぽつりとつぶやく。

 

「やっくんは変身も出来るんだし、

 なんとかして、きっと帰ってきてくれるよ…うん…」

 

そう自分に言い聞かせて。まなちゃんは学校を後にした。

 

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一方、僕は相変わらず、あの女の子に圧迫されながら、

どこかへ連れ去られようとしていた。たぶん家へ帰るのだろうが…

僕の周りには、まなちゃんの股間とは、また違った臭いが充満している。

それにしても、何か変な臭いが混じっているような気がするのだが…

湿度は極端に高く暑苦しい。

 

僕は、女の子が歩いて足を動かす度、割れ目に押しつけられ、

ぱんつの布と一緒にぐにゅぐにゅと揉まれる。息がしにくく苦しい。

 

(このまま、この娘の割れ目に揉まれ続けたら、どうなっちゃうんだろう。

 まさか、擦り潰されてミンチ状態になることはないにしても、

 体中の皮膚が摩擦で破れてしまうことは考えられるぞ…)

 

僕は、思わず声をあげそうになってしまうのを必死でこらえた。

 

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幸いなことに、この娘の家は学校の近くだったらしく、

揉み揉み攻撃はすぐにおさまった。

それでも、この娘が屈んだり、背伸びしたり、座ったり…

何か動作する度に、僕はこの娘の股間でぎゅうぎゅう言わされた。

 

(それにしても、この娘は、

 ぱんつの中にコビトが居ることに気付かないのだろうか?

 これだけ僕がぐりぐりされているのに…

 ちょっと不感症気味なのではないのかなぁ?)

 

とにかく、この娘がぱんつを脱いでくれるまで耐えるしかない。

身長5センチのコビトである僕がぱんつのゴムの力に打ち勝って

ここから脱出するのは不可能であることがわかっているし、

経験から、ぱんつの内部では今居る場所が一番安全なはずなのだから。

 

「ゆりか! お買い物に行って来てくれる?」

 

「は〜い!」

 

この娘の名前は『ゆりか』と言うらしい。

ゆりかちゃんはメモと財布を受け取り、買い物に出かけた。

 

家を出てすぐに、僕の耳によく聞いたことのある音が飛び込んできた。

 

『かたん… キチキチ…』

 

(まさか、この音は…)

 

『キチキチ… チリリーン!』

 

(じっ、自転車!?)

 

『ぎゅぎゅうーーーっ!』

 

「ぐええ〜っ!!!」

 

一段と強力な圧迫が僕を襲った。ゆりかちゃんがサドルに座ったのだ。

僕の居る位置がアソコの前だからなんとか生きているが、

もしもお尻の下に居たら一瞬でペチャンコになってしまったことだろう。

 

「ぐえっ! ぐえっ! ぐええーっ! ………」

 

思わずうめき声が漏れる。

ゆりかちゃんががペダルを踏む度に、僕の体は恐ろしい圧力で絞られた。

全身の骨がきしんで音を立てている。

体の中身がはみ出してしまいそうだ。

 

(じ…地獄だ…)

 

いっそのこと気絶でもしてしまえば楽になれるかとも思ったが、

失神して身体の筋肉が弛緩してしまったが最後、僕は十中八九、

ゆりかちゃんの股の間で揉み潰されてしまうだろう。

 

(うう〜っ… 耐えろ! 耐えるしかない!!)

 

絶対! 絶対、生きて帰るのだ。

僕の脳裏に、まなちゃんの笑顔が浮かぶ…ような余裕は全く無かった。

 

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夕食も終わり、ゆりかちゃんはお風呂に入ろうとしていた。

そこで、彼女は、ぱんつの中に赤黒いシミを発見した。

もちろんコビトが潰れて出来たシミではない。

僕はこのとおり怪我もなく無事でいるのだから。

 

「やだぁ! 来ちゃったよぉ…」

 

どうやら月のお客さんらしい。

 

(なるほど。嗅ぎ慣れない臭いの元はこれだったのか…

 でも、ゆりかちゃんって早熟なんだなぁ。生理が来てもちっとも慌ててないし。)

 

その時点で、やっと割れ目の圧迫地獄から解放された僕は、ほっと一息ついていた。

が、ゆっくりしている場合ではなかったのだ。

 

ゆりかちゃんは、ぱんつの中を覗き込んだ。

そして、その時初めて、自分が穿いていたぱんつの中に、変な物があることに気付いた。

その物体は、白い長四角の布切れで、中が少し膨らんでいる。

その上に、自分が付けた赤黒いシミがある。

 

「何だろう? ナプキンかなぁ? それにしては、やけに小さいし…」

 

ゆりかちゃんは、その物体を指でつまんで剥がしにかかった。

 

『ぴりぴり…』

 

両面テープが取れていく。

 

(うわーっ! 逃げ損なった!!)

 

僕はあせりまくった。

このままでは、ゆりかちゃんに見つかってしまう。

 

(ど、どうしたらいいんだ!?)

 

コビトである僕の存在が知られてしまうことは何としても避けなければならない。

 

(そうだ、とにかく何かに変身しよう!)

 

『しびびっ』

 

間一髪。

変身と同時に、ゆりかちゃんが、僕の入っている袋を開いて覗き込んだ。

 

「なに、これ? タンポンみたいだけど…」

 

(ああっ! しまったぁ!!)

 

大失敗だ。

昼間、まなちゃんのために変身した時の感じでやってしまったことに加え、

『来ちゃった…』という、ゆりかちゃんの言葉で、

ついついこれを思い浮かべてしまったのだ。

しかも、まなちゃんの時とは違い、アプリケーター付きのやつだ。

 

(どうしよう! 今更、変身し直せないぞ!)

 

ゆりかちゃんの見ている前で変身すれば怪しまれるに決まっている。

 

「ちょうどいいや、

 このままじゃ、お風呂、入れないし。 これ、使おうっと☆」

 

慌てる僕をよそに、ゆりかちゃんは、僕を使用しようとしている。

 

(おい! ちょっとは深く考えろよ!

 知らないうちに、ぱんつの中に入っていた得体の知れないものだぞ?

 気持ち悪くないのかよ?)

 

ゆりかちゃんは、そんなことは全く気にせず、

僕を袋から引きずり出して、顔の前に持ってきた。

この時僕は初めてゆりかちゃんの顔と対面した。

まん丸な顔で、小さな鼻はちょっと上を向いている。

目は小さく、目と目の間隔はちょっと広い。

唇は分厚く、ちょっと締まりがない。

『二目と見られぬ』というほどではないが、

どちらかというと『ブス子ちゃん』タイプである。

 

(うわあ… ちょっと… 勘弁って感じ…)

 

僕は思ったが、もちろん声には出せない。

ゆりかちゃんは、側にあった小さな腰掛けに右足を乗せ、

股を少し開いた格好になった。

親指と中指で僕をつまみ、人差し指を僕の足先へ添える。

そして、空いた方の手で目標を確かめた。

 

タンポンとして使われてしまえば、しばらくは解放される望みはない。

ここまで来たら僕も覚悟を決めるしかなかった。

ゆりかちゃんは、僕を頭から、ゆっくりと彼女の割れ目に近付けていった。

ゆりかちゃんの秘丘に、僅かながらヘアが生えているのが見える。

生理があるのだから別に不思議ではない。

 

『くちっ』

 

僕の頭が、ゆりかちゃんの秘部に到達し、湿った音を僅かに立てた。

そこは、経血で赤黒く汚れている。

ゆりかちゃんは、僕をつまんだ指に更に力を込めて、僕を割れ目の中へと押し込んでゆく。

 

『くちゅっ』

「んっ…」

 

ゆりかちゃんが小さな声を漏らす。

僕の頭部が完全に、ゆりかちゃんの割れ目に呑み込まれた。

かなり強い独特の臭いがする。

 

『くちゅちゅっ… ずずっ…』

「はぁ…」

 

僕の身体は、ゆりかちゃんの膣に膝部分まで浸っている。

とても熱い。

ゆりかちゃんは、僕の足先に添えた人差し指に力を入れて、

更に僕を膣の奥へと押し込んだ。

 

『ずずうっ…』

「くふぅ…」

 

そして、アプリケーターを抜き取った。

 

『ちゅるんっ!』

「ぁんっ!」

 

僕は、足先から延びている糸だけを外界に残し、

ゆりかちゃんの性器の中に、完全に閉じ込められてしまった。

こうされた以上、もう簡単には出られない。

 

(さっき抜き取られたアプリケーター…

 僕のどの部分が変身したものだったんだろう?

 元に戻ったとたん、皮膚がずるむけになっていたりしたら、

 僕は、元の姿では生きていられないぞ。)

 

そんな心配をしている僕を、ゆりかちゃんの膣は容赦なく締め続ける。

 

『きゅっ… きゅきゅっ…』

 

ゆりかちゃんは太っているので、圧力も高いのだろうか?

僕の口から『ぐえっ!』といううめき声の一つも出そうだが、

今の僕はタンポンである。声を出すことはもちろん出来ない。

 

オリモノや粘膜、血液などが混じった液体が、

強い臭いを放ちながら、僕の体に染み込んでくる。

 

僕のまわりが更に熱くなる。

ゆりかちゃんが、湯船に浸かっているのだろうか。

 

ゆりかちゃんの締め付けは、彼女が寝てしまうまで続けられた。

 

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(あ〜ぁ… 少なくとも明日の朝までは逃げるチャンスは無しか…)

 

ゆりかちゃんが眠ってしまって、僕もやっと落ち着くことが出来た。

時々ゆりかちゃんが寝返りを打つときに締め付けられる意外は、

ある程度の圧迫はあるものの、それほど苦しくは無かった。

ちょっと安心した僕は、昼間の疲れから睡魔に襲われ、意識が遠のいていった。

 

………と、普通ならこれで朝を迎えるという場面になるはずだが、

僕は大事なことを忘れていた。

 

「ぐ? ぐぐぐ? ぐえぇーっ!!?」

 

僕は、激しい苦しさで目を覚ました。

 

(ううっ!? 息が出来ない! 僕はどうしちゃったんだ?)

 

すぐに自分の立場を思い出した。

 

(ここは… そうだった! 僕は、ゆりかちゃんの膣の中に居るんだ!!)

 

僕は、ゆりかちゃんのアソコの中で眠ってしまい、

変身が解けて、人間の姿に戻ってしまったのだ。

 

『しびびっ』

 

僕は慌てて変身し直した。すぐに息苦しさが収まる。

 

(ということは…

 ガァーン!! 僕は眠ることが出来ないのか!?

 そりゃ、無理だよ。どうしても眠くなっちゃうよ…)

 

それから朝までの間、ゆりかちゃんの下腹部からは、

時々『ぐえーっ!!』と言うカエルが潰されるような声が聞こえ続けた。

 

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翌朝、ゆりかちゃんはトイレで用を足していた。

 

「うんっ☆ 今日も快便!」

 

ゆりかちゃんが腰掛けている便器には、

既にかなりの量のうんちとオシッコが溜まっていた。

その時である。

下の方から『ぐえーっ!!』という声が聞こえてきた。

 

「え!? 何?」

 

ゆりかちゃんは、太ももを開いて、腰を少し浮かし、

便器の中をのぞき込んだ。

 

「何も…ないよねぇ?」

 

汚物以外は、特に何も見あたらない。

 

「へんねぇ…」

 

ゆりかちゃんは首を傾げ、再び便器に座り直した。

そしてトイレットペーパーでアソコとお尻を拭いた。

 

ゆりかちゃんはアソコを触っていて、急に夕べの事を思い出した。

 

「そういえば、あたし、生理中だったんだ。タンポン、替えなきゃ。」

 

ゆりかちゃんはアソコからタンポンを引き抜こうとした。

が、昨日確かに挿入したはずのタンポンの糸が膣口から出ていないことに気付いた。

ゆりかちゃんの性器の中にタンポンとして挿入されていた僕は、夜の間、何度か

人間の姿に戻ったので、糸が膣の中で丸まった状態になってしまったのだ。

 

「あれー? どうしちゃったんだろう?」

 

ゆりかちゃんは、確かに、自分の大事な部分の中に

異物があることは感じていた。

 

「ヒモ、切れちゃったのかなぁ? しょうがないなあ…」

 

ゆりかちゃんは、トイレに生理用品を用意している。

こういう時のために、その中にピンセットを入れていた。

もちろん大事な部分を傷つけないような加工が施されたピンセットだ。

なかなか用心深い娘だ。

ゆりかちゃんは、ピンセットをアソコの中にゆっくりと差し込み、中を探った。

やがて、ゆりかちゃんは糸を探り当てて引き出した。

 

「ふう、やっと出てきたわ… これ、不良品だったのかなぁ?」

 

経血で汚れた糸を指先でしごきながらつぶやく。

 

「さてと、タンポンって、抜くときも結構気持ちいいのよね…」

 

ゆりかちゃんは、糸を摘んで、ゆっくりと僕を引き出し始めた。

 

『にゅるるっ』

「あ…」

 

少しずつ僕の身体は、ゆりかちゃんの膣口から外界へ現れてきた。

 

『にゅぽんっ!』

「ぁん…」

 

完全に外に引き出された僕は、ゆりかちゃんの指にぶら下がり、

便器の中で振り子運動をしていた。

 

「は〜っ」

 

ゆりかちゃんは、息を吐き出すと、摘んでいる糸を放した。

 

(わ!うひ〜っ…)

 

僕は、薄暗い便器の中、ゆりかちゃんの排泄物の中へ落下していった。

 

(僕はトイレに流されてしまうのか…)

 

どうしようもない。

仰向けになった僕の上で、ゆりかちゃんはアソコを拭き直し、

新しいタンポンを挿入している。

 

ゆりかちゃんが便器から立ち上がってぱんつを穿いた。

夕べ、ゆりかちゃんが、お風呂上がりにこのぱんつを穿いたときには、

僕は既に、ゆりかちゃんの膣の中に居たので、このぱんつとは初対面となる。

バックプリントが、大きなお尻に沿ってぴちぴちに引っ張られて変形している。

可哀想なウサギが、まるで別の動物のように見える。

 

ゆりかちゃんは便器のコックをひねり、水を流した。

僕は、ゆりかちゃんのオシッコやうんち、トイレットペーパーと

混じり合いながら、暗闇の世界へと呑み込まれていった。

 

僕はタンポンに変身しているから、トイレに流されても、

すぐに死ぬことはない。

しかし、下水管からどうやって脱出したらいいのだろうか。

 

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数時間後、僕は道路の側溝から這い出していた。

姿はゴキブリである。

こういう時、ゴキブリの生命力と機動力は、大変便利である。

やっとのことで外に出られた僕は、ツバメに変身し直すと、まなちゃんの家へと向かった。

 

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「やっくん… やっぱり見つからなかったよ…」

 

夕方、まなちゃんは、しゅんとした顔で家へ帰ってきた。

僕が何者かに連れ去られてから、まる1日が過ぎていた。

まなちゃんのその様子を、僕は机の陰から見ていた。

 

(よしよし。ちゃんと心配してくれてるな。)

 

僕は、まなちゃんにそっと声をかけた。

 

「まなちゃん…」

 

「!?」

 

まなちゃんがハッとしてこっちを向く。

 

「やっくん? やっくんだ… やっくん!!」

 

まなちゃんは恐ろしい勢いで僕の方へ突進してきて、

僕を強く掴んだ。ちょっとビビった。

 

「ちょっと、まなちゃん! 苦しいよ!」

 

ぎゅうっと握られて、僕は言った。

 

「やっくん! よかったぁ! 無事だったんだね! ん〜っ…………ん!?」

 

僕に頬ずりしようとして、まなちゃんは顔を曇らせた。

 

「やだ! やっくん、臭っさぁ〜い!!

 どうしちゃったのよぉ!?

 それに、何? つるっぱげじゃないの?」

 

僕は生きて帰ってきた。だが、失った物もある。

あのとき僕が付けていた衣類と全身の体毛が無くなってしまったのだ。

無くなった物は、ゆりかちゃんに引き剥がされてしまったあの部分、

すなわち、タンポンのアプリケーター部分だったのだ。

まあ、体毛はそのうち生えてくるだろう。

 

後で聞いたことだが、ゆりかちゃんのフルネームは

『白鳥百合香』というのだそうだ。

見掛けと名前が一致しない、典型的な例だろう。(失礼)

 

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僕は、昨日のプールの更衣室から今までの出来事を順を追って説明した。

まなちゃんは僕の話に同情してくれるだろうと思っていたのだが、

彼女の反応は期待と違っていた。

 

「やっくん! ゆりかちゃんに、そんなことしてあげたのっ!?」

 

「え? いや、したんじゃなくて、されたんだけど…」

 

「くやし〜っ!!!」

 

「ま…まなちゃん?」

 

「そうだわ。そういえば、ゆりかちゃん、今日、学校で、

 『なんか、気持ちいい夢、見ちゃった☆』とか言ってたわ!

 やっくんの仕業だったのね!?」

 

「って、そう言われても…」

 

まなちゃんは、地団駄を踏んでいる。

 

「あたしにも、同じ事してよーっ!!

 タンポンになって、あたしのアソコへ入って!!」

 

「!!!」

 

このままではまずいと考えた僕は、

まなちゃんを何とかなだめようと、とっさに言った。

 

「ま、まなちゃん、あれは、生理の時使うものだよ。

 普通の時に入れてもカサカサになって痛いだけだよ…」

 

すると、まなちゃんの、表情が一変した。にまぁ〜っと笑っている。

 

「ふーん…それじゃ、あたしに生理が来たら、やってくれるのね? そうよね!?」

 

(ううっ… ハメられた…)

 

無言で立ちつくす僕に、更に、まなちゃんは追い打ちをかける。

 

「そう、じゃあ、それまで待ってあげるね。

 今日のところはこっちで我慢してあ・げ・る☆」

 

まなちゃんは、手を後ろに回すと、お尻を指さした。

 

「とーぜん、やっくん、そのまま入ってくれるよね?

 毛が無いから、つるつるして気持ちよさそぉ…

 今度は、30分は中に居てよね☆ 時々空気入れてあげるから…」

 

どうやら僕に選択の余地は無いようだ。

 

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その日の夜から翌朝にかけて、

ベッドで寝ているまなちゃんのお尻の中から、

時々うめき声が聞こえてきたという。

 

『うぐ〜っ!!』

 

  ………

 

『ぐえーっ!!』

 

  ………

 

『ごほっ! げぼぼっ!!』

 

  ………

 


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