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「まなちゃん。ひとつ言い忘れたんだけど、
 もしも、僕が元の大きさに戻ったとしても、
 『普通にする』のは、まなちゃんが、もっと大きくなってからだよ。」

「え? どれくらいになったらいいの?」

「18歳。」

「ええ〜っ! そんなにならなきゃいけないの?」

「そう。ちゃんと法律で決まってるんだよ。
 もし守らなかったら、僕はケーサツに捕まっちゃうんだ。」

「うーん。それなら仕方ないかぁ。
 あ。でも、やっくんを小さくしてコビトにしちゃえば、してもいいんだよね☆」

「ええっ!?」

「だって、やっくんが、
 あたしに『さっき、してくれた事』は、ケーサツに捕まらないんでしょ?」

「うっ… あー… まあ、それは、どうかな?…」

「あっ! そうだよ!
 あたしがオトナになるまで『やっくんを元に戻さない』って手もあるじゃない。」

「いや、戻してくれよ!
 っていうか、まなちゃん? まさか、もう、戻す方法がわかってるとか?」

「え? しっ、知らないよ。」

「おいおい。本当か?」

「本当だもん。『あの本』に書いてあったとおりにしたけど、ダメだったでしょ?」

「そうだったよなぁ…」

「心配しないで。あたしが責任とって結婚してあげるから☆」

「…………………………………………………………………………………………………」

「なぁに?」

「………………………………………………………………………………ふぅ(ため息)」

「もう! あたしと結婚するの嫌なの?」

「はぁ(ため息)…」

「あっ。あたし、テレビでやってた『トイレ流しの刑』試してみたくなっちゃった。」

「うわーっ!
 まなちゃん。イヤじゃない! 嫌じゃない! 嬉しいよ僕は。
 でも、ほら、結婚って、女の子が16歳にならないと出来ないから。ねっ?」

「えーっ!? そうなんだ。
 あと、んーっと…5年かぁ。まだ、ずーっと先だよね。」

「そうそう。
 そんな遠い未来のことなんてさ、わかんないじゃないか。
 それより、ベッド片付けて早く寝ようよ。僕、すっごく疲れちゃったよ。」

「そうだね。一緒に寝ようね。やっくん。」

「今夜は潰さないでくれよ。まなちゃん。」

遠い未来どころか、『人生一寸先は闇』。コビトなら尚更である。
僕は、その日まで生きのびることが出来るのだろうか。

 


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